福島発・東日本大震災・原発事故についての投稿ばかりになっちゃいました

トップ_北海道まりも 東北トップ_こけし トップ関東とちおとめ トップ関東東京タワー冬 トップ東海_しゃちほこ 北陸 近畿 トップ中国_しじみ
北海道 東北エリア 関東甲信越 東京・神奈川 中部・東海 北陸エリア 近畿エリア 中国エリア

トップ四国_お遍路さん トップ九州_熊本ラーメン 広域 鎌倉のくらし 福島のくらし どうでもいい話 東北のそばと温泉
四国エリア 九州・沖縄 目玉おやじ広域 鎌倉のくらし 福島のくらし どうでもいい話 東北の蕎麦と温泉天国

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

3.1μSv の庭にも春がきた。

DSC_0228.jpg

福島に転居して春を味わうこともないまま、に3.11を迎えてしまった庭に、
クロッカスが花を咲かせようとしていた。

ごめんよごめんよ。

きっと、君は去年の春も咲いてたんだよね。


昨年の今頃は、水と食糧と南相馬のことで、庭を振り返ることすらなかったからね。
あたしが植えたんだったよね。

愕然としちゃったよ。

3.1μSvの庭だって、春がちゃんとくる。でも、痛々しい。


東北の春は、いっぺんにくる。厳しい冬を耐えたからこそ味わえる格別の春なのだという。

私は、まだその格別贅沢をほとんど味わっていない。

ほんとの春を福島に返してくれ。





たまには友人たちのこと。3.11 美味しい食糧支援?

横浜にいる。

福島にいる夫から、

”今日もまた大変な大雪で、これから家の車庫に入れるかどうか・・・”

悲壮な声で電話があった。

春の雨に癒されて、春らしいブルーのスカートなんぞを物色していた私。
思わず申し訳なく思う。そしてあらためて福島との距離を思う。

首都圏と被災地は、新幹線に乗ってしまえば、ちょーっと居眠りしている間に到着してしまうほどなのに、
その日常、抱えている難題はまるでちがう。ガレキの問題も然り。

さて、話変わり、こちらでは防災グッズを随分と見かける。
3.11を目前に売上げはうなぎのぼりだという。
中でも、ただのカンパンとかそーいうんじゃなく、ちょっと美味しいもの。が好評だそうだ。

これ、当たってますね。経験から。

避難所でも自分の家でも、毎日毎日米とパン。
「お腹はいっぱいになるんだけど。」って申し訳無さそうにパンを残している方を随分見かけた。


震災から、このブログに思いをぶつけてきたわけなんだけど、
支えてくれた友人たちのことについては、全く触れてこなかった。


実は当時、ダメ主婦の私の家には備蓄食料があまりなく、
しかも、近くに避難してこられた南相馬の人たちに、ありったけの食べ物と
あったかグッズを持っていってしまった為、米すらなくなってしまったという状況だった。

そんな中で、友人たちが送ってくれた食料や物資が、私たち夫婦の心を慰めてくれた。

で感謝をこめて今頃発表!
愛すべき友人たちが工夫し、知恵を絞って届けてくれた、忘れられない救援物資ベスト10!ん?11個以上。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+


1.三陸産のワカメ
  ⇒かなりの数の友人がこれを送ってくれた。放射能にいいと聞いてのことだろう。

2.美味しいクラムチャウダーのスープほか、輸入食材の数々。
  ⇒具沢山の贅沢な缶詰は、私の好みを考えて、しかも身体を温めてという優しさだったろう。

3.ビール
  ⇒水が無いのに、震災真っ只中なのにビールは呑むであろうという、有難くも的を得た救援だった。

4.参鶏湯、京都の漬物一式
  ⇒これも嬉しかった。おかずが手に入らなくて毎日おにぎりばかり食べていたからな。

5.東北の米と味噌
  ⇒なんだか優しさを感じたなぁ。あえて東北のものを選んでくれたんだろう。

6.贅沢なトマトジュースやスイーツ。
  ⇒これまた嬉しかったなぁ。実は1ヶ月くらい野菜らしいものは食べれなかったので。しかも上等。

7.目玉おやじのレアグッズと手づくりのぬいぐるみ
  ⇒これは、もともとのブログのお仲間が(もちろんお顔も知らないのだけど。)二人で共同で送ってくれた。
  被災した辛さを忘れるようで、これまたグッときた。

8.美味しいダシと佃の昆布の佃煮。
  ⇒わざわざ佃に行って送ってくれたのだろう。実に絶品だった。ご飯のお供。

9.水に溶ける生理用品
  ⇒すごいなぁ、こういうのあるんだね。とっても助かった。

10.水、水、水。
  ⇒各地の名水に随分と救われた。南相馬の人たちにも渡せたし。

11.車の携帯用充電器と使い捨てレインコート
  ⇒20Km圏内に入るために用意してくれた。
  優しさから、あぶないことはしないで!と心配してくれる友人もありがたいが、
  やるならやってこい!と言ってくれる友人もまた有難い存在だ。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+


ああ、いっぱい思い出してきた。

「母のような気持ちで選びました。」とメッセージを入れてくれた友人、
手づくりのジャム、うまいチョコ、そして、生々しいようだが現金も有難かった。受け取るのも大変だったけど。
そしてそして、たくさんの電話、メッセージ、笑顔の写真。犬猫の治療費等への寄付。

中には付き合いも途絶えがちだった友人もいた。

3.11は、まだ全然終わってない。
長い道のりなんだろうと思う。「絆」なんて言葉でいい話にして片付けられたくない気持ちもある。

でも、たしかに3.11は、私に、友人の存在を教えてくれた。

皆さん、ずっとありがとうと言えなくてごめんね。

なーんか、美しすぎるな。この終わり方。









  

たまには自分のこと。匿名が実名になってしまった日。3.11

3.11が近づいてきた。
眠れない夜が続く。

そもそもこのブログ。

単なるご当地目玉おやじの収集記録のためだけのものだった。
ゆるーい頻度で更新し、
たまーに、愛好家の方々とコメントを交わすのがちょっと嬉しい、ってな程度のものだ。
もちろん、クネというニックネームのここちよーい世界。

大体 Twitter。

自分の中に湧き上がる数々のつぶやき「きいてきいてあたしのはなし」は、
ほとんど仕事で疲れている優しい夫にぶちまけ、
彼を消耗させることで、おおよそ解消してきたため(身勝手このうえない女)、
あらためて世間の皆さんにつぶやく意義を全く感じておらず、無用のものだった。


南相馬でさまよう犬たちを見てしまうまでは・・・。

多くの人たちに知ってもらわねばと思った瞬間から、
私は、匿名ではいられなくなった。ネットに投げる言葉を信じてもらうにはそれしかない。

大嫌いなTwitter も利用する羽目になった。
顔出し、実名で。
携帯電話はパンクし、メールも炎上寸前になった。


もちろんその甲斐あってか、私の声に耳を傾けてくれる人々が、一生懸命力を貸してくれた。
悔やんでいるわけでは全くない。


その話はおいといて。今日は自分のこと。

もともと、電源オフ状態80%。オン20%弱 というバランスで
どうにか持っている、よわーいエネルギーの私だというに、
あれから1年間。
電池交換期寸前の状態である。あ、もちろんこれ頭の中の電池ですけど。


充電しようたって、外で深呼吸するする気分になんて到底ならない福島の空気。

福島に転居してきたときのことを思い出す。

春の田んぼの美しいこと、福島盆地を取り囲む山々の壮大さ。
蕎麦と米のうまいこと。素朴で、慎み深い人々。
憧れの東北の郷土芸能も身近にある。

春に当たり前みたいにミズバショウが咲き、
夏にはカッコウが鳴く。サラサラパウダースノーに、転げまわってはしゃいだものだ。

そんな夏はたったの1回だったけど・・・。


福島の自然を汚し、変えてしまった東京電力と国を呪うマイナスオーラが私をいっぱいにする。

マイナス電流=愚痴を夫にぶつけてばかりいては気の毒なので、
今日は世間の皆さんにぶつけてみた。こんな日を許してください。


そんな今の私の、大切な電源オフを作ってくれる愛すべきものたち。

iphone_20120301055824.jpg

姉妹。過酷な移動にもよくがんばってくれた。
ネコという生き物は、ちょこんとそばにいる。毛づくろいをしている姿を見ると、
ああ、まだ私も大丈夫だ・・・と思ったりするから、妙なものだ。


iphone_20120301055944.jpg

横浜の親友が、放射能で土を触れなくなってしまった園芸好きの私に、「せめて」と
くれたアマリリスの芽。雪が続く福島で毎日ちゃんと成長している。えらいなぁ。

screenshot_2012-02-28_22591.png


第一弾コンプリートまで長い道のりだった。
目玉おやじとなめこ・・・。
画像は、迷彩なめこ。敬礼がかわいい。


ゼロか100か、じゃなくて、ゆるやかな避難のかたち。考えてみませんか。

福島に暮らしている毎日が、どれほど当たり前の暮らしではなく、異常な状態であること、
私だって、ここにいなければわからなかったかもしれない。

子どもを抱えたママの気持ちなど、それこそわからないかもしれない。

毎週のように子どもを県外に連れていかざるを得ないお父さんと話をしたが、
本当に疲れておられるようだった。

特にこの季節、山形方面は峠越え。街灯もない雪道をそうそう往復できるものではない。

除染も進まない、除染してもまた数値が上がる、
大体仮置き場がない、
避難したくともできない、
自主避難して家族バラバラ。お金だってもうないよ。

小さな子ども、可憐な中学生の女の子、赤ちゃん、外で遊びたいのに我慢しなくてはならない少年たち。
彼らの姿をときおり見かけると、私の心は張り裂けそうになるときがある。




▲報道ステーションの古館さんがリポートしたあとも、状況は変わっていない。


~自主避難するか、福島にとどまるか、故郷に戻るか、サヨナラ福島か、

そんなゼロか100か、っていう決断ばかり迫られてきた福島の人々だ。

どっちを向いても、困難が立ちはだかる。

福島に手を伸ばしてくれるのは、政治家でも官僚でもなく、普通の心あるひとたちだってこと、
震災以来何度も感じてきたことだけど、今度もやっぱりそうだ。


簡単に進まないのなら、今の手段として、もう少しゆるやかな避難のかたちを探してみようよ、と
様々なアイデアが生まれていることを知った。

  ”疎開・プチ疎開、待機避難(除染が完了するまでの一時避難)”

福島を少しの間離れて、また戻る、また離れて、また戻る。

そんな疎開や避難のかたちを実現させるべく活動を続けておられる方々の話を聞いた。

”こっちでゆっくりしなさいよ!” と声をあげてくれる人々が全国にたくさんおられることも知った。




福島を離れることで、体内に蓄積した放射能を低減させることができるのだそうだ。
チェルノブイリでも同様のことが続けられているという。

支援団体の方が、こんなメリットを話してくれた。


  子どもが福島を離れ、見知らぬ土地へ疎開する。
  そこで、新しい体験をして、新しい人々と出会う。
  完全に福島を離れるわけではないから、福島から逃げるのか、といった後ろめたさも必要ない。
  ある意味、異文化との接点は、子どもを大きく成長させる。
  親にとっても、子離れのよいチャンスになる。




そんな様々なプロジェクトのひとつが、いよいよ今日からスタートする。

その名も
「わたり土湯 ぽかぽかプロジェクト」

不思議なことに、同じ福島市にある土湯温泉町は、線量がとても低い。
そのことを利用し、

平日、週末、などを子どもや妊婦さんが一時避難をするという企画だ。
もちろん、福島市内なので、転校の必要もない。学校までの送迎も予定されている。
温泉の保養効果は、オトナにとっても有効だし、なにより、現実的で具体的だ。

温泉大国福島ならではのすばらしいアイデアの発案者である
Save Watari Kids” というチームの代表の頭の中にはかなり前からあったという。

東京など、様々な団体の協力、そして全国の人々の寄付により実現に至ったのだそうだ。
私の友人も寄付をしてくれた。ありがとう!

★→ 詳しくは Save Watari Kids のホームページに掲載されている。★


今のところ、福島市でも特に線量の高い、渡利、大波、小倉寺、南向台のエリアの人が対象だけど、
ゆるやかな避難のかたち、考えてほしい。

非力ながら、私も現在この団体の活動に加わっている。

今日も雪。
元気に子どもたちが雪遊びをし、オトナたちも、放射能を忘れる週末となることを心から祈りたい。

あらためて「避難」の現実。イチという犬とその家族から。

イチという犬の縁で、交流の続く飼い主であるご家族のその後を、記事にするつもりが、
6ヶ月という時間が経ってしまった。

この間のことを説明することは省くけれど、私は福島と避難先である横浜を
いったりきたりの生活を続けている。

イチの家族よりおハガキをいただいた。



南相馬市のこの一家は、現在、南相馬市の仮設住宅に暮らすお父さん、おばあちゃん組と、
避難先である福島市で暮らすお母さんとお嬢さん組・・・という家族バラバラの生活を
余儀なく続けておられる。

避難先である福島市もまた、汚染の真実が日々深刻になっているという皮肉。

ハガキをくれたお母さんは、とても怒っていた。南相馬市に帰らざるをえなくなったという。

「今、いきなり解除(避難)といわれたって、除染も進んでいない。
学校再開したといわれたって、宿舎も作るからと言われたって、進んでいない。
4月に戻るしかないけど、勝手過ぎる。家族4人で暮らせるアパートだって無い。」

憤りも不安も痛いほど分かるだけに、返事の言葉が浮かばない。

新年明けて、福島は、ずっとずっと深刻だ。
首都圏のテレビでは、もう福島の「フ」の字も聞こえてこない日もあるというのに。

「避難」をとりまく本当のこと。

私と私のまわりの人々の中にその一つがあると思う。

首都圏での温度差というマイナスを日々感じながら、
首都圏のパワーというプラスを感じながら、

私はあらためてそのことを考えている。
 

イチという犬とその家族の今 ~(南相馬市小高区の一家の聞き取り1)

この子の名前はイチ。

NEC_0066.jpg

南相馬市小高区の一家の飼い犬。

震災以来、福島の被災犬猫の保護・治療に尽力し続けておられる伊達市の獣医さん、
愛知県から数回に渡り、福島へ足を運んでもくもくと保護活動をするボランティアのTさん、
そして、飼い主さんご本人たちの連携により、無事保護された犬である。

愛知のTさんは、日が落ちる寸前までイチを探し、この写真を撮影してくれた。
結局その日は保護できなかったが、
そうしたボランティアの熱意に、
それまで、あきらめるしかないと思っていた飼い主さん一家が自ら動き、イチは助かった。

「イチを助けてくれてありがとう。皆さんは私たちの希望を見つけてくれました。」
と丁寧なメールを頂戴した。

その後ご家族がどうしておられるか、気がかりでもあったので、
福島市内のホテルに避難生活を送られている飼い主さんに会いに行った。

飼い主さん一家は、おばあちゃんとその息子さん夫婦、その長女の4人。

海に近いお宅は、6年前に新築したばかりだが、イチもまた、そのときにこの家族の一員となった。

ホテルの部屋に通してもらい、顔を合わせると、お婆ちゃんは繰り返しお礼の言葉を口にしてくださったのち、
堰を切ったように、あの日の出来事を話してくれた。


畑仕事をしていた彼女に襲い掛かった津波
高台に逃げるも、波に飲み込まれ、背中を怪我したこと、
幸い近くの人に助けてもらい命が助かったが、周囲にいた人は何人も亡くなったこと、
その後、避難先を転々としたこと、
4人の家族が連絡を取り合い、合流できたのは4月になってからだったこと・・・。


「家に帰りたいです。もし家が30Km圏内なら、すぐに帰ります。
あのあたりはね、夕方になると海風がすうっと吹くんですよ。」

お婆ちゃんは、南相馬市小高で生まれ育った女性だ。
戦争も、結婚も、子育ても、全ての思い出はそこにある。

お婆ちゃんの最近の楽しみは、近所の仲良しグループで、畑仕事をして、おしゃべりをして、
たまに皆でお風呂に入りに行くことだったという。

仲良しの3人は、未だどこにいるのかわからない。
2人は、亡くなった。

(続きは次回)


大阪の方のご好意。避難所の子どもにおもちゃのプレゼント

すっかり報告が遅くなってしまった。
震災後、私のブログを読んでくださる方より、温かいお申し出をいただく機会が多くあったが、
今頃ご報告しようと思います。


避難所にいる子どもたちに、宝探し感覚の、おもちゃのプレゼントをすることができた。


IMG_3650.jpg

▲おーい!キティちゃんあるよー。と声をかけたときの、子どもたちの表情といったら・・・。

IMG_3653.jpg

▲避難所前の広場でキャッチボールをしていた男の子たち。
ボールやグローブを放り投げて、全力疾走で集まってきた。
「大阪からだって!!」という声も。

IMG_3661.jpg

▲おじいさんも、ニコニコと笑顔でクッションを選んでくれた。→子どもと取り合いになってた(笑)


こんなことを提案してくださったのは、大阪の方。

女の子向けには、キティちゃんグッズ。男の子には「ワンピース」グッズ。
そのほか、たくさんのぬいぐるみや、クッション(ご高齢の方にと)を、どっさりと送ってくださった。


ご自身も阪神の震災体験者であり、今回の震災で「何かできることはないか。」と心を砕いてくださっていたのだという。シングルマザーで二人のお子さんを育てた女性。
年季の入ったキティラーとのことで、大切なコレクションの一部を、寄付してくれた。


彼女は、ご自身のお子さんにも、”サプライズ・プレゼント”を大切にしていたのだと話してくれた。
どんなにちいさなおもちゃでも、
「目をつぶって手を出して!」と言って、プレゼントするのだそうだ。

こんなお母さんに育てられた子どもは、きっと、粋なオトナになるだろうな。

彼女は、私を通して、被災者の子どもたちにメッセージを送れることを、
「クネさんは、私の救世主なんよ。」
という言葉で温かく和ませてくれた。
恐縮する私を、悩ませないための思いやりの言葉だったろうと思う。
関西弁ってこんなとき、とりわけ心に染みる。


そのほかにも、私へのプレゼントが同封されていたが、
母として女性としての気配りを感じるものだった。


彼女のような人が、日本にはいる。

そんなことを知ることができたのも、皮肉なことであるが震災を体験したためだ。


あらためて大阪のSさん。ありがとうございました。
避難所から学校に通う子どもたち、そして、彼らをとりまく大人たち、
皆、笑顔になってくれましたよ。






ガンバロウはもういいよ。被災地に流れるCM みちのくの優れた詩があるではないか。

なりふりかまわず、この2ヶ月を過ごしてきた。

久しぶりに鏡を見たら、アゴから意味の無い毛が伸びてるわ、
なんだか悲惨なコトになっているわけで、

だからといって、ビューティーサロン?に行く気分にもならず、
いきなり1000円代でカットをしてくれる床屋に、生まれて初めて行ってしまった。
それはどうでもいいんだけど、

どうしたって、福島県。
被災の状況についての話題になる。

床屋さん、言ってました。
「フクシマガンバレ。東北ガンバレ」。うんざりするって。
『お客さん、みんな言ってますよ。』

そうそう、あれね、堪えるのよ。結構。
特に、福島県。ガンバレって言われても、どうがんばるのさ。放射能相手に。


福島では、相変わらずTVは被災地モードなわけだけど、

SM☆Pなんかが、「あなたはひとりじゃない」とか、
アンパンマンが、「辛いときは、よかった時ののことを思い出そう」

なーんて言ってくれるわけだけど、それってなんだかピンとこない。

アンパンマンってヒーローじゃないの?
現実逃避しろって言われているように思うのは、
私がすっかりスレてしまった大人だからなのか。



不思議と心に響くのは、金子みすゞの詩。あれをACの広告に採用したひとは素敵なひとだ。

「こだまでしょうか。いいえだれでも」


”避難生活を過ごしておられる人々の心のケアが必要とされている。”

そんなことを言われて久しいけど、

避難生活をしておられる方々にとって、テレビはとても重要だ。
唯一の情報源であった時期もあった。未だに大きな存在であることはたしか。

みちのくには、優れた文学者が多数いる。

そのひとたちの詩。文章の一節を、淡々と朗読。短めに。

そんなCMが流れたら、どうだろう。

最初は、よくわからないひともいるかもしれない。
だけど、イヤでも聞かされるCMだ。何か伝わるはずだと思う。

そして、なにより東北のひとの心に添うことができるように思う。
震災以来、ずっと感じてきたことだ。



再放送は20日、28日。「ネットワークでつくる放射能汚染地図 ~福島原発事故から2か月~」

NHKが、2ヶ月かけて、福島原発の放射能の実態、原発被害の姿をまとめたドキュメンタリー。

切り取られた20Km、30Kmの同心円の矛盾。

飯舘村、福島市の事実。農家の人々のこと、そして動物たちの問題も。


今まさに始まった飯舘村の避難の問題。

未だ線量が下がらない福島市。渡利中学校の校庭、信夫山公園での高い線量に、
あらためて驚かされる。信夫山公園では子どもが遊ぶ光景が背景に映っていた。


切り取られ、意図的に編集されている他の報道と比較してみると、
誠実に、冷静に取材をしているように思える。

2号機が爆発した3月15日。
私と夫は、相馬市の叔母、南相馬市の叔父の安否に行っていたが、
あのときの空気の異常を、私も夫も同時に体感した。

翌16日は雪。
避難所に出かけると言い出した私を、
「外へ出ないでくれ」と、夫が大変な形相で止めたことを思い出す。

私たち夫婦の暮らす福島市の線量が未だ下がらないことを、南相馬に住む叔母が心配している。
「福島市から南相馬市へ避難しておいで。」

同心円の矛盾。

◆【NHK ETV特集】ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月~

再放送は、
※5月20日(金)午前1時30分(木曜深夜)【総合テレビ】
※5月28日(土)午後3時【教育テレビ】

NHKオンデマンド(見逃し番組)では、
※5月16日(月)午後6時から2週間配信

◆youtube動画をまとめたブログもある。



あの子牛を助けられる道になるか? ファーム・サンクチュアリ「希望の牧場」という構想

あの生まれたばかりの子牛を救う道が開くだろうか。

◆警戒区域の家畜 飼育継続を検討 NHKオンラインニュース


「20㌔の圏内に、そのままの生態系で動物を生かしたまま保存する“サンクチュアリ”構想というのを考えています」
◆たかむら勉氏ブログより

私は、動物愛護という立場でも
気持ちのままに、動いただけの素人だし、

ましてや、
家畜としての動物たちの命や、畜産のあり方について、何かを語ることができない。
ただ、あまりに悲しい現実を、この目で見てしまったという事実があるだけだ。

どんなに頭から振り払ったところで、何度も何度も目の奥によみがえる現実の光景だ。

この政治の動きが、畜産農家の方々の痛み、悲しみを少しでもやわらげるものであってほしい。

心からそう願う。

一刻も早く。





<<  |  |  >>

ご当地目玉おやじの収集ブログです。

クネ

神奈川県鎌倉市で全国のご当地に思いを馳せていた私ですが、夫の転勤で福島県福島市に暮らすことになりました。
通常は地域限定目玉おやじのストラップのコレクションと旅ブログですが、3.11以降、すっかり原発事故・震災関連記事ばかりになってしまいました。

いつか、またご当地に思いを馳せる日がくるでしょう。

当ブログは・・

伊達市の獣医さんのブログ

おいでくださって、ありがとうございます。

 

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。